Greeting

会長挨拶

会長 和田 尚久

日本顕微鏡歯科学会 会長
和田 尚久

一般社団法人 日本顕微鏡歯科学会の会長を拝命いたしました和田尚久です。
微力ではございますが、本学会の更なる発展のため、尽力していく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。

本学会は、顕微鏡(歯科用マイクロスコープ)を活用した精密な歯科診療技術の普及と発展を目的に2004年に研究会として発足し、2006年に学会が設立され、先般、第21回学術大会が開催されました。
歴代会長をはじめとする諸先生方のご尽力・ご努力により、本学会は歴史を刻んでいっており、現在、2,200名を超える会員を擁し、国内外において高い評価と存在感を築いてきました。

昨今、歯科医療はより高精度・低侵襲の方向へと進化を続けており、顕微鏡を活用した診療技術は、歯科医療の精度を飛躍的に高め、患者さんにとっても治療の安心と納得をもたらす重要な手段となっています。今や「見える治療」は、欠かせないスタンダードであり、本学会が果たす役割は、ますます大きなものとなっています。
その中で、私たち歯科医療従事者には、科学的根拠に基づいた診療を通じて患者さんのQOL向上に貢献する使命があります。

今後は、単に機器の活用技術発展にとどまらず、顕微鏡歯科医療のエビデンスに基づいた治療の普及を目的とした学術的発信の強化に取り組んでまいります。
顕微鏡歯科教育については、若手教育ならびにその教育を担う指導医および指導歯科衛生士の認定システムの充実化を図ってまいります。また、グローバルな視点を持ち、国際交流の推進にも力を注ぎたいと考えております。

会員の皆様のお力添えを賜りながら、「顕微鏡歯科」が日本の歯科医療の質向上と国民の健康に寄与し続けられるよう、学会としての責務を果たしていく所存です。
今後とも、日本顕微鏡歯科学会へのご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願いいたします。