会長挨拶

日本顕微鏡歯科学会 会長
三橋 晃
皆様、こんにちは。日本顕微鏡歯科学会の会長(代表理事)の三橋 晃です。
日頃より、本学会に対するご理解とご支援を賜り、心より感謝申し上げます。
日本顕微鏡歯科学会は、顕微鏡技術を用いた歯科医療の発展を目指し、専門家が集う場として設立されました。
顕微鏡(歯科用マイクロスコープ)を用いることで、従来の視覚では捉えきれなかった微細な構造や病変を確認し、より精密な診断と治療を実現することが可能となります。
この技術は、患者様に対して高品質な歯科医療を提供するための重要な手段であり、本学会はその普及と発展に寄与することを使命としています。
設立以来、本学会は顕微鏡歯科学の研究や技術の向上を目指し、会員同士の情報交換や技術の共有を促進する場を提供して参りました。
そして今現在、会員数は2,100人を超え、学会が認定する認定歯科医や認定衛生士もそれぞれ170名以上と、非常に活発な学会となっています。
令和6年には毎年開催している学術大会も20回目の節目を迎え顕微鏡歯科学の歴史や深みが更に増しております。
全国各地から多様な専門家が集まり、年次大会や各種セミナーを通じて、最新の研究成果や技術を共有し、会員が常に最新の知識を持ち続けられるよう努めています。
本会の特色として、歯内療法(根の治療)の分野だけでなく、修復(詰め物)、補綴(冠や義歯など)、歯周外科、口腔外科、インプラント、小児歯科など、多岐にわたる分野の先生方が集まり、学会発表やシンポジウムが行われております。
もちろん、歯科医師だけでなく、歯科用マイクロスコープを操る多くの歯科衛生士も所属しており、お互いにその技術を研鑽し合っています。
また、歯科領域だけでなく、マイクロスコープを熱心に取り入れている医師や獣医の先生方も学会に所属しています。
さらに、本学会は教育活動にも力を入れており、若手歯科医師・歯科衛生士や歯科用マイクロスコープ初心者にも積極的に学びの機会を提供しています。
これにより、次世代の歯科医療を担う人材を育成し、顕微鏡技術の重要性を広めていくことを目指しています。
現在全国には約2万台弱の歯科用マイクロスコープが普及していると報告されています(アール アンド ディ社他2024年度予想データによる)。
日本全国の歯科医師数は約10万人であり、単純に計算すると歯科用マイクロスコープの普及率は約2割弱です。また、全国に約7万軒の歯科医院があることを考慮すると、歯科医院(大学病院を含む)普及率は3割にも満たない状況です。
この素晴らしい技術が保証される拡大・精密治療をこれからも広め、患者様の満足度を高めた治療を提供しつづける歯科医院を、歯科医師を増やすためにこれからも日本顕微鏡歯科学会は努力していく所存であります。今後とも日本顕微鏡歯科学会をどうぞよろしくお願いいたします。