第16回学術大会


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ご 挨 拶

 早くも初夏の風に汗ばむ頃、皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。去る2019(平成31)年4月27-29日に、東京の一橋講堂および如水会館で行われました第16回日本顕微鏡歯科学会学術大会には、史上初のゴールデンウィーク10連休中にもかかわりませず多くの方々にご参集いただきまして有難うございました。お陰様で盛況裡に終わらせることが出来ました。ここに心から御礼と感謝を申し上げます。
 今回の大会では事前登録が642名にのぼり、当日参加者やスタッフを加えると720名以上が参加したということになります。また、海外からの参加者も多く、日本におけるマイクロスコープの現状を充分アピールできたものと思っております。ところで、今回は「臨床研究法について」という少し毛色の変わった特別講演を企画させていただきましたが、これからの学会発表等では知らないでは済まされない内容ですので、多くの先生方から「細かいことはまだ分からないが、今後のために大変参考になった」との声を頂きました。今後これをきっかけに、ぜひ臨床研究法について勉強していただき、本学会でも合法的な内容の高いレベルの発表等が行われることを期待しております。一方、如水会館で行なわれました恒例の歯科衛生士セッションも大盛況で、多くの方々に御参加を頂きました。改めてマイクロスコープが歯科医師のみならず、歯科衛生士の方々に幅広く活用されつつある現状を知ることができました。また、海外交流を強化している本学会では、一般口演に海外演者が登壇するだけでなく、AMED(The Academy of Microscope Enhanced Dentistry;アメリカ顕微鏡歯科学会)の招聘講演を今年初めて行いました。演者を3人の先生方にお願いしましたが、AMEDの会長であるWilliam Linger先生から、6ハンド(2人のアシスタント)と静脈内鎮静法を用いて100%マイクロスコープを用いて行う診療スタイルなどが紹介され、大変参考になりました。
 さらに、ハンズオンコースも今回はモリタ様、ペントロンジャパン様の2社の御協力を頂き、盛大に開催することができました。本学会のハンズオンコースは他の学会とは比較にならないほど準備が大変で、前日から4時間近くの時間をかけて準備をしていただいた関係者各位に対し、改めまして心から御礼を申し上げます。
 これだけの規模の学会を何とか無事に終了することができましたが、今回の学会は大会運営のほぼすべてを、事務仕事が全く素人な当講座の医局員とOBとで行いました関係上、いくつかの事務手続きの不備が生じましたこと、この場をお借りして心よりお詫びを申し上げます。今回の大会の反省を次期大会運営執行部にしっかり引継ぎをし、来年は失礼のないよう、また今年度以上の盛会となりますよう協力してまいりたいと存じます。
 東京で2年振りに行われた今大会でしたが、晴天にも恵まれ参加した皆様には平成最後の学会で有意義な時間を過ごしていただけたものと信じております。
 参加者、学会役員、協賛いただいた企業様、そして多大な労力をいとわなかった当講座の医局員、協力スタッフ諸氏に感謝を申し上げて大会報告とさせていただきます。
皆様、誠に有難うございました。 大会長 古澤成博

大会長 古澤成博(東京歯科大学)
第16回 日本顕微鏡歯科学会学術大会・総会
会 期 2019年4月27日(土)~4月29日(月)
会 場 東京 一橋講堂
大会長 古澤 成博(東京歯科大学)
実行委員長 山田 雅司(東京歯科大学)

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